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ロゴスエモ

言葉で人の心を動かす

今年を振り返る。ブログで得られたものと失ったもの。

 俺がブログを始めた大きな理由は逃げ場所を作るためだった。

 

 社会人になって学生の頃と違う人付き合いになり、本音と建前を使い分けなくてはならなくなった。愚痴を聞いてくれる嫁さんも彼女もいない。学生の頃からの親友も会社の先輩も俺が愚痴ると、それは愚痴ではなくただの自慢だと一蹴する。俺には逃げ場所がなかった。

 

 紙に書く日記と違い、ブログは多くの人の目に触れる可能性がある。自分の意見が正しければ賛同を得ることができ、承認欲求が満たされる。もちろん、間違っていれば、ボロクソに叩かれる。正直、自分が正しいと思って自信をもって書いたことを批判されるのは辛い。ただ、それは、自分を成長させるキッカケになる。

 

 俺はブログを通して、人付き合いの楽しさを知ることができた。また、人に会うために旅行に行きたいと思えるようになれた。この心境の変化の前提には、父の不倫による両親の不仲や、娘との死別があったのだが、結果として、今までの自分では取らなかったであろう新しい選択ができるようになった。この変化は俺の人生において劇的であり、俺が不治の病である若年性パーキンソン病だと分かった時と違い、人生を前向きなものへと変化させた。

 

 特に人付き合いという面では、ブログを通して、多くの女性とメル友になれたことがよかった。普段、職場の女性とは挨拶ぐらいしかしていなかったのだが、メル友とここでは書けないようなディープなやり取りをする内に、女性に対し、自然に会話をすることができるようになった。その自然さも、かなり上達し、今では挨拶感覚で女性を口説くことができるようになった。人生不器用な俺がおかげさまで少しだけだが世渡り上手に近づけた。そして、このメル友とのやりとりが、同僚女性と仲良く話すことに役立つようになり、結果的に、俺は社内で一番、コミュニケーション能力の優れた人として役員に認められるようになった。しかし、それと同時に社内で一番女性問題の多い男として認識されるようにもなってしまった(笑)

 

 メル友たちに支えられた1年だった。今年は洒落にならないことのオンパレードで毎月のように人生の岐路に立たされていた。その度に、自殺衝動に駆られた。

 

 父の不倫問題で真夜中に愛人が玄関のドアを叩いて、パトカーが3台も家に来てからの1カ月。毎日夜になると始まる夫婦喧嘩。娘を連れて実家を出ようとしたら、母が自殺未遂。

 

 5年近く片想いでやっとのことで両想いになれた女性は、好き避けしてしまうけど俺のことが好きだとメールで話していのに、実は社内不倫の女帝で、実は次期社長である俺の金目当てで好きだと言っていたことが判明(この件は全社会議で話題に上がったため、全社員が知っています)。

 

 これ以外に後3件あったのだが、会社の人にも話していないことなので割愛する。

 

 その度に、ブログを読んだり、愚痴を聞いてくれたメル友が心配してくれて、本当に親身になって心配してくれた。遠距離恋愛をしていたメル友もいたが、結局その女性とも別れ、今はプラトニックラブな関係のメル友しかいない。会社の同僚には笑われるが、俺は今の関係が心地よい。もちろん、男として、その先に踏み込むことはいつも期待しているのだが、自分から誘って上手くいった試しがない。どうも俺は誘い方が下手なようだ。来年こそは上手くやりたいものだ。

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 今年はブログで得られたものが多かった反面、失ったものもあった。

 

 一つは、ブログ依存による睡眠時間と勉強時間である。残業から帰ってきてからブログを読んだり書いたりすると、どうしても睡眠時間を削ってしまう。この削った時間でお金が稼げるのならいいのだが、俺が書くのはただの日記。本当に承認欲求に飢えていたのだと思う。また、仕事の勉強用に本を買ったのだが、ほとんど進んでいない。ブログは時間泥棒である。

 

 そして、これは少し複雑な話なのだが、俺は今、あまりブログに興味がない。あんなにブログ依存していたのだが、クリスマスイブに引退宣言をし、多くのメル友からメールをもらい、みんなにメリークリスマスと返信した。俺がクリスマスイブの夜にこんなに多くの女性にメリークリスマスと言ったのは、生まれて初めてで、というか、世の中の男で、同じような経験をしたことがある人はいないのではないだろうか?この経験は俺の人生の宝物となった。あまりに嬉しくて、俺の承認欲求はもうなくなってしまった。

 

 ここ数日、俺はアクセス数を見ていない。もう関心がなくなってしまった。多くの人に見てもらいたい。認められたい。という気持ちより、今は誰か一人でもいいので、心に残るものを残したいと思っている。

 

 今年はブログをやっていて本当に良かったと思える年だった。来年もそう思えるような年になることを期待して、年を越そうと思う。

 

 みなさま、今年も色々お世話になりました。来年もよろしくお願いいたします!