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ロゴスエモ

言葉で人の心を動かす

クレイジーだけどダンディーな男に惚れてみないか?孤独な天才診断医が織りなす医療ドラマ『Dr.HOUSE(ドクター・ハウス)』

【ロゴスエモセレクション】

 俺の人生に最も影響を与えたドラマは間違いなく『Dr.HOUSE(ドクター・ハウス)』だ。

 

 ドクター・ハウスと出会ったのは、俺が若年性パーキンソン病の確定診断を受けた頃だった。


    自分の病気を知ってからというもの、日に日に進行していく肉体的症状が自分の精神をむしばんでいく。自暴自棄になっていた俺は、仕事も人間関係もいい加減だった。1年近くは笑わなっかた。ハッキリとした夢や希望というものは持っていたわけではなかったが、あの頃の俺は、夢や希望を完全に捨てていた。

 

 思い通りに動かない体。パーキンソン病由来の筋肉がこわばりによる痛みを和らげるために毎日飲む痛み止め、その痛み止めの強烈な眠気を飛ばすために過剰摂取しているカフェインによる中毒。仕事はできるが協調性に欠けると頻繁に上司から注意を受ける性格。自分の肉体、精神、もう何もかも全てが嫌だった。

 

 そんななか出会った天才診断医ハウスは衝撃的だった。


    自らも足に障害を持ち、鎮痛剤バイコディンの依存症を抱えているのにも関わらず、多くの原因不明の患者の病気を治す。診断医としての腕は一流の天才。しかし、自分勝手で毒舌で、分かりやすいほど嫌われ者だ。

 

 ハウスと俺は似ていた。

 

 まわりと衝突しても、悪びれずに毒舌は吐く。人としては最悪だが、しっかり患者の病気を治すハウスの存在そのものが俺にとって救いだった。夢であり希望だった。俺は彼に魅了されてしまい、BDボックス買って平日毎日4時間見てしまった。

 

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 おかげで、少々、いやかなり自分の人格がハウスに染まってしまった。そのぐらいの中毒性がこのドラマにはあった。

 

 日本のドラマは、日本を舞台にしているため、設定に幅がない。薬物や拳銃が日常的なものではないし、人種差別や性差別などの問題を題材に扱うことがタブー視されているため、どうしてもストーリーのエンターテインメント性が欠けてしまう。

 

 その点、海外ドラマはなんでもありだ。質は間違いなく高い。ただ、性的表現が過激であることが多く、お茶の間が凍り付くことがたまにある。だから一人または夫婦やカップルで見るという条件付きとなるが、その条件下において、これ以上のエンターテインメントはないのではないか?

 

 『ホワイトカラー』や『メンタリスト』も楽しかったが、人間の本質、命の大切さ、人生とは何なのか?その答えを学ぶ教科書としては、ドクター・ハウスが最高の教材だと思う。

 

 医療ドラマから学べる命の大切さは、正直どのドラマも変わらない。それはドクター・ハウスも同じだ。このドラマが他と大きく違うのは、ハウスの人生を追体験できるところだ。別れた元カノとその結婚相手、同僚でもある唯一の親友、互いに尊敬しあっているがなかなか恋仲にならない上司。ドラマが進むにつれて複雑になっていく人間関係、同時進行で毎回診断することになる原因不明の病気。病院という閉鎖した舞台(一部シーズンでは病院以外が舞台となるが)でありながら、その限られた空間で起きるハプニングと人間模様は、飽きがこない。

 

 ハウス役の ヒュー・ローリーに派手さはない。『ホワイトカラー』で天才詐欺師ニール・キャフリー役を演じたマット・ボマーみたいな爽やかなイケメンではない。また、『メンタリスト』でメンタリズムを利用した犯罪コンサルタントであるパトリック・ジェーンを演じたサイモン・ベイカーみたいな甘いマスクもない。 ヒュー・ローリーにあるのは、ダンディーな男の色気である。あの色気が、ハウスという役を引き立てている。

 

 整った顔や若さだけが男の格好良さではない。それまでの人生経験で培った重みが、男の顔には刻まれる。その渋さ、くどさこそが、本当の男の魅力ではないか?

 

 イイオンナは、困難を乗り越えてきた強い信念を持つイイオトコに惚れるものだ。

 

  日本中のイイオンナよ。ハウスに惚れてみないか?

 

 

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