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言葉で人の心を動かす

「ま、いいか。」の言葉が自分の首を絞める。だから、俺は自分を戒める。

やりたいこととやるべきことが一致したとき、世界の声が聞こえる

 忙しかったり、面倒くさかったりした時、誰しも頭の中でつぶやいたことがあると思う。

 

 「ま、いいか。」

 

 この言葉が頭に浮かんだ後、みなさんはどうしているだろうか?

 

 正直、そのまま見て見ぬふりをしてやり過ごすのが一番楽だ。昔の俺は何度もこの言葉の誘惑に負けていた。

 

 誘惑に負けた結果、大抵、後悔することになる。それでも、昔の俺は弱くてバカなもんで、学習能力がないのかと思うぐらい負け続けた。そして、後悔し続けた。

 

 俺が人に認められるようになったのは、「ま、いいか。」の誘惑に負けなくなってからだ。

 

 「ま、いいか。」という言葉が頭に浮かんだ時、「それでいいわけねぇだろーがよ!根性見せろや!このバカが!」とすぐに思い、踏みとどまれるようになったのは、恥ずかしながら俺が病人になってからだった。

 

 俺の持病については、あまり心配されたくないので書かないが、進行性の病気のため、俺は健常者の人と比べ時間を大切にしなければならない事情がある。俺には人生をやり直すための時間が残されていない。

 

 健常者の方は、夜寝る時、明日、目が覚めるかどうか不安にならないと思う。平和な明日が当たり前のようにやってくると疑わないのだろう。俺は毎朝、目覚めて、体の動きを確認し、病気が治っていないことに落ち込む。そして、世の中、理不尽だと毎朝、腹が立つ。その怒りが俺の動かない体を動かす原動力になっている。

 

 「ま、いいか。」という言葉に対し、「それでいいわけねぇだろーがよ!根性見せろや!このバカが!」と自分で自分を叱れるのは、俺がやりどころのない怒りに満ち溢れているからだろう。俺は眉間にしわを寄せてイライラしながら仕事をしている。笑顔になるのは女性に話しかけらた時だけだ。

 

 俺の精神はとてもじゃないが、健全だとはいえない。義務化された労働安全衛生法に基づく「ストレスチェック制度」が本格的に始まったら、一発でアウトだ。

 

 自分に負けないことはとても難しい。

 

 それでも踏みとどまり、逃げずに前へ進むことができたら、必ず結果は出せると俺は今でも信じている。