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ロゴスエモ

言葉で人の心を動かす

小さいけど大きい?穂波さん。

楽しい職場

穂波さんは俺の部署ではマスコット的な存在だ。小柄な体型だが、いつも明るく元気で、周りの人を元気づけてくれる。だが、非常に残念なことに既婚者だ。まあ、そうだろうな。社内ランキングを取れば、結婚したい女性No.1だと思う。一緒にいれば楽しいだろうし、安心できるし、俺より年上なのに若く見える。そして、かわいい。旦那さんがうらやましいな。俺もあんな嫁さんがほしいよ。

 

穂波さんが他の女性と大きく違うところは、媚を売らないところだ。いつも自然体で、元気いっぱいだ。あの元気さには、いつもエネルギーをもらっている。穂波さん自身が俺にとっては栄養ドリンクだ。たまに、元気がないときもあるが、朝から栄養ドリンクを飲んでがんばる姿は、女性に言うセリフではないが、男らしくかっこいい。男らしいとは失礼だが、俺の会社の男連中は男らしくないので仕方がない。

 

若干、天然なところもある。だが、そこがかわいい。気が利くし、誰に対しても公平だし、明るく頼れる先輩だ。とてもしっかりして芯の強い女性で、そこが魅力的でもある。

 

俺が入社したばかりの頃は、仕事や会社のルールなど丁寧にやさしく教えてくれた。俺の会社の人たちはあまり引継がうまくない。後輩を育てることもしないし、同僚を気遣うこともあまりしない。他人には極力干渉しないというスタンスなのだ。だから、お互いの私生活もあまり踏み込んだんだりしない。

 

俺は会社の同僚を家族みたいに思っている。家族よりも長い時間を一緒に過ごす存在だからだ。もちろん、家族と同じだから、好きな人もいれば、嫌いな人もいる。同僚を家族と思っているのは俺だけだと思うので、たぶん、同僚からは、うざがられているだろう。だが、そんなの関係ねぇ~!と無視するのが俺のポリシーじゃん。みたいな。

 

穂波さんは、そんな社風のなかで、数少ない同僚に対して親身になってくれる人だ。俺が失恋して相談した時も、代わりに泣いてくれた。相談していた俺が思わず、もらい泣きしそうになったぐらいだ。

 

穂波さんは、俺が相談できる数少ない女性であり、本当に頼れる先輩だ。体こそ小さいが、彼女の存在はとても大きい。